• 福老 後藤 恭成

退院が決まった。大変、大変 ケアマネに連絡だ。

最終更新: 2018年10月11日

ケアマネの仕事は大変ですが、やりがいのある仕事です。

ホームページの内容から引き続き「脳梗塞で入院して麻痺が残って退院した」男性の事例について話をして行きましょう。

脳梗塞などの場合入院期間はリハビリも含めて軽度な場合で1ヶ月、重症な場合でも2ヶ月で退院となります。この方の場合は、左半身に軽度な麻痺が残ったとの事で、右利きであり右手の利用で多くの事は出来ると考えます。又リハビリによって短下肢装具(写真参照)を装着する事によって杖を利用すれば自分で自由に移動する事が出来る状態となっています。


 下の写真を見てもわかるように、麻痺の状態により様々な装具があります。装具をつければすぐ歩けるようになるかといえばそれは違います。入院中にオーダーメイドで業者に作って貰う必要があり(費用については身体障害者補助があります)、足に合わせてきちっと出来上がってから理学療法士などの指示により正しい歩き方を覚えて行く必要があります。

自己流のリハビリは麻痺足の変形や関節の変形に繋がり、スムーズな歩行は出来なくなってしまいます。



病院の場合は入院中からリハビリを始めて多くの場合はリハビリの途中で病院を退院しなければなりません。

 自宅に帰ってからも病院に自分で通いリハビリを継続できますが,通常の場合一か月程度過ぎれば医療でのリハビリは 制度上で困難となり,介護保険サービスへの移行となります。

 大体の場合は病院のケースワーカーさんや看護師さんの助言で入院中に介護保険の認定申請を行い退院する頃には認定が出ていると思います。介護認定が出ていれば、そこからはケアマネの仕事となります。医療での継続的リハビリも 大切ですが、 自分で通わないといけないということもあり、家族が送迎してくれるかタクシーを利用することとなります。 いずれは介護保険制度に移行することとなるため、退院直後からリハビリができる通いの介護保険サービスで(「通所リハビリテーション」「通所介護」「地域密着型通所介護」) 継続的リハビリを行っていくことが良いと考えます。

では、この三つの通所サービスの違いは何でしょう。

通所リハビリテーション:病院・老人保健施設などの医療機関が提供しているサービスで、 このサービスを使う場合は主治医の指示が必要となります。入院していた病院が行なっている場合もありますので、その場合は引き続きその医療機関の通所リハビリテーションを利用することがいいでしょう。なぜかといえば、入院中のリハビリの状況やご本人様の身体状況が把握できていることと、リハビリを行ってくれる理学療法士さんや作業療法士と顔なじみになっている場合もあるからです。その場合は安心して通いのサービスが利用できると思います。

通所介護:営利法人や社会福祉法人、 NPO 法人など医療サービスを提供していない法人が営業している事業所で、都城市近隣では100以上のデイサービスがありそれぞれ様々なサービスに特化した(リハビリ中心型デイサービス・認知症対応型・普通の高齢者用のデイサービス)事業者も多々あります。

地域密着型通所介護:通所介護の中で利用者の1日の利用数が12名以下の小規模なデイサービスのことを言います。通所介護のサービスの内容とほぼ一緒であり、都城近隣には100以上のデイサービスがあると言いましたがその半数近くがこの小規模型となっています。


 三つの通所型サービスの中で通所リハビリテーションは入浴サービスがない場合があり、リハビリ中心型の短時間デイサービスも入浴サービスは行なっていないところが多くなっています。 脳溢血(脳梗塞・脳出・)の後遺症などがある方は、自宅での入浴が困難な場合が多いため、お風呂も重要なサービスとして 利用されてる方が多いと思います。


 通いのサービス(通所リハビリテーション・通所介護等)を利用するためにはケアマネージャーがご本人の日常生活の状況や身体状況の確認を行い、そして今までどのように生活してきたことなどお聞きした上で、リハビリをすることが目的ではなく病気になる前の生活状況にどこまで近づけるかということをご本人家族と話し合います。 入院中は残念ながらオムツをしていたが家に帰ってからはトイレで排泄がしたいなどの今まで簡単に出来てたことが第一段階の達成目標ということになります。 元気な時は当たり前にできていたことができなくなったことに対して大部分の方が落ち込む事ととなります。70代から80代の方にはあまり見られませんが、40代から60代の方では自分の身体状況を受け入れることができないためうつ状態になる方も少なくありません。 うつ状態とならない場合でも、性格が変わったように攻撃的になったり 、自分がこのような状態になったことを家族に八つ当たり するようなこともあります。そうなると家族は大変です。以前見てきた中には最終的に精神科に入院することになった事例もあります。そのような精神的なフォローも必要であり家族の心労も考えなくてはなりません。

 なったものは仕方がないと考える方もいますが、まずは本人家族に寄り添ってくれる良いケアマネージャーさんに相談して、一歩一歩目標に向かって身体状況のレベルアップを 本人、ご家族と一緒に取り組む事が大切です。

 

 皆様もご覧になったことがあると思いますが、元野球選手の 長嶋茂雄さんはあれだけの運動神経を持っていてリハビリも懸命にされたようですが完全に元通りというわけにはいかないようです。しかし誰の助けも借りず一人で歩くことが可能であり、 あの状態まで回復するということは並大抵の努力ではできないことです。

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